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Books&Music 視聴覚室

読んだ本、聴いた音楽、観たフィルムなどについて




(Music) Letzter Frühling   E. グリーク作曲

邦題は「過ぎた春」というみたいですね。ドイツ語では「最後の春」「去年の春」という両方の意味があります。グリークをはじめとして、北欧の作曲家による作品は悲しげなものが多いのですが、これも例外ではありません。「去年の春に何かとても悲しいことがあったのね」と想像するか、そもそも北欧人はいつもこんな風に鬱々としているのか、それは聴く人の自由ですが、どうやら「(私が生きて見ることのできる)最後の春」の誤訳みたいですね。いずれにしても悲しげでありながら静かな曲調には心を打たれます。

なぜ私が今この曲を取り上げたかというと、「そんな氣分」だからです。現在の私は珍しく創作モードになっていまして長編の小説をぼちぼちと書き出しているのです。そしていつものことですが、勝手にイメージアルバムを作ってそれを聴きながら氣分を盛り上げつつ書いていくのです。この曲はエンドロールのイメージ。まだ最初の部分も書いていないのに、エンドロールを流してどうする、と自分で突っ込みながら聴いています。

written by polepole, published on 01. 02. 2011




(Book) 算法少女   遠藤寛子 著

プログラムを組む時に数学の式が必要になることはよくあるのです。WEBでそういう式を探している時にふと目に止まったのが「算法少女」という項目でした。算法と少女の組み合わせがミスマッチで「なにかしら」とついついクリック、これが江戸時代に書かれた算術に関する本の題だったのです。リンクのリンクで知ったのが、この「算法少女」をモチーフにして書かれた、この小説でした。

読んでみて気が付いたのですが、これは児童文学でした。児童文学なので「算数や数学はちょっと…」という人でもちゃんとついていけます。でも、ところどころに江戸時代の算術のことがきちんと書かれていて、さらに当時の算術の位置づけや、さらにはなぜ日本で独自に高度に発展していた和算が現在では西洋の数学に押されてすっかりなりを潜めてしまうようになってしまったのかなどがわかりやすく説明されているのです。

一度絶版になっていたそうなのですが、多くの数学の先生や数学者の熱心な働きかけによりちくま学芸文庫から復刊されたそうで、私が入手したのはその文庫版です。偶然とはいえ、いいものをみつけたと嬉しくなりました。

written by polepole, published on 01. 02. 2011

 

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