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Books&Music 視聴覚室

読んだ本、聴いた音楽、観たフィルムなどについて




(Book) それでも私の心は思っている   H. ヘッセ 著

ヘッセの詩集が手のひらサイズの、つまり普通の文庫の半分くらいの大きさで出版されているものをどこで見つけたのでしょうか。日本から遠く旅をして、スイスの我が家にまでついてきました。ヘッセの愛したスイスに住み、彼の謳った世界をこの目で見ている私はなんとラッキーな事でしょう。彼の心の軌跡と私のそれとは近いものがあります。その彼が眺めた同じ風景を見て、同じ事を感じた事をこの詩集は感じさせてくれます。残念ながら私には彼ほど卓みに言葉を操って思いを伝えるすべがないのですが。

いつかこの詩のすべてをドイツ語で読む日が来るといいなと思います。いくらすばらしく翻訳してあっても、詩は原語でないと読んだ意味がないと思うからです。音韻がとても大切ですものね。肝心のこちらの能力ですが、先日、「デミアン」を原語で読んでみて、かなりいける事が判明しました。牛歩とはいえ、10年も住んでいるとドイツ語の理解能力もずいぶん発達するものです。もうちょっと精進したら、大好きなヘッセが原語だけで楽しめる日が来ると思うと、それだけでもここに移住してよかったなと思うのです。

written by polepole, published on 01. 11. 2010




(Music) Shape of my heart   Sting

映画「レオン」のテーマ曲だったので、そのイメージが強い人も多いかもしれませんが、私はまだ観ていないので曲の方を先に知ってよかったなと思っています。Stingは見かけも歌もそれから生き方もすきなアーティストの一人です。特に好きなのはこの曲ですが、PVがかかっているとどんな曲でもつい動きを止めて見入ってしまいます。

「権力でも、強さでも、富でもなくて、(ハート)」というような、口にすればとても陳腐になってしまう言葉も、彼の詩と歌声によって真摯に響く、それはたぶん彼の生き方が真摯だからではないでしょうか。私は派手なパフォーマンスや華麗な見かけのアーティストに惹かれたりはしません。大量生産される愛の言葉にも食傷気味です。それでも、こういう曲には心が揺り動かされます。世界や人間も捨てたものではないと思うほどに。

この曲の何とも言えない切ない感じが好き。それでいて不必要に悲愴でもない感じが好き。深い詩の意味を考えるのが好き。う〜ん。名曲です。ついでにこの曲を原曲に使って、Stingも一緒に歌っているCraig Davidの「Rise and fall」もいい曲なので好きです。

written by polepole, published on 01. 11. 2010

 

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